動画配信サービス(SVOD)戦国時代とアニメ視聴の変化
2019/07/22
AmazonプライムビデオやNetflixなどのSVOD「Subscription Video on Demand」(定額制動画配信)の台頭が著しくなってきました。
今回はSVODについて改めて紹介すると共にアニメの新しい視聴の仕方についてお話していきます。
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SVODの台頭と戦国時代
以前からバンダイチャンネルやWOWOWなどのサービスはありますが、現在はスマートフォンやタブレット端末などの移動型のデバイスでの視聴が主になる、Amazonプライムビデオや、Netflix、dアニメストア、Huluなどの定額制の動画配信サービスが日本、世界を席巻しています。
他にも、下記のページで紹介されている通り、多くの動画配信サービスが登場していきていますのでよければご確認ください。
動画配信サービスおすすめ11社比較 映画・ドラマ・アニメが見放題!【2019】
戦国時代とも呼べるほどの、様々な企業がSVODサービスに参戦してきている中で、独自のコンテンツで差別化を図るSVODサービスも出てきました。
Amazonプライムビデオでは、松本人志プロデュースの限定番組「documental(ドキュメンタル)」が人気を博しています。
他にもAmazonおける、送料やお急ぎ便の無料などのプライム会員限定のサービスが受けられる点も他にはない「独自の売り」になっています。
Netflixでも、Netflix限定配信の海外ドラマなどを売りに、顧客の獲得を目指しています。
ちなみに筆者はdアニメストアのヘビーユーザー。
アニメの本数では業界最高峰で、テレビで見逃したアニメでもこれがあればいくらでも見返すことができるので重宝しています。
各社で会員の獲得を目指しているSVODサービスは価格としても安価です。
スマートフォンユーザーという大きなマーケットに対し、かなりの勢いでその契約数を増やしてきています。
もはやテレビは不要?現代の子供が使うデバイスに変化
さらに、SVODの台頭を語る上で外せないのが、その視聴デバイス。
スマートフォンとインターネット回線の飛躍的発展により、動画は日本中いつどこでも視聴できる時代になりました。
アニメをよく観る現在のティーン世代においても、スマートフォンは小学生世代から持っていて当たり前という時代。
今の10代の若い世代は、アニメを視聴するために夕方6時にはテレビの前に座るということ自体少なくなっています。
また、子供に限らず、大人世代の男女においても、電車などの移動時間にスマートフォンやタブレット端末でアニメを視聴している姿もよく見受けられます。
もはや、アニメを観るのに、大画面・高画質のテレビという選択肢は絶対ではなくなってきています。
SVODの台頭には、インターネット回線速度の向上とスマートフォン、タブレットなどのデバイスの普及が大きく関係していること。
それに伴い、現代のティーン世代を始め、多くの人々からテレビという選択肢が当たり前ではなくなっている状況にあります。
これにより、視聴率の低下や、DVDパッケージの売上にも影響を受けている状況もあります。
今後はSVODという新たなメディアを利用して、どのうようアニメコンテンツを製作していくのか?といったところに注目していきたいところです。