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甲鉄城のカバネリ第2話感想〜主人公と視聴者だけの秘密が面白さの秘訣〜

      2016/04/30

どうもこんにちは。

今回は甲鉄城のカバネリ第2話について
感想などお話していこうと思う。

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第2話「明けぬ夜」あらすじ

ツラヌキ筒を完成させた生駒だが、
カバネに噛まれて瀕死の重傷を負う。

 

脳にウィルスが入らなければ。
という期待を抱いて応急処置的なことをした生駒は
なんとか九死に一生を得て助かった。

 

一方取り残された菖蒲(あやめ)たちの周りにはカバネの大群。
万事休すかと思われたが、少女・無名(むめい)が現れ、
超人的な戦闘力でカバネを圧倒したおかげで助かるのだが・・・

 

 

甲鉄城のカバネリにおける構造の正体

前回の記事で神山健治監督の
「構造の獲得」について考察したせいか、
甲鉄城のカバネリにおける構造や
感情移入できる要素を探りながらアニメを見ていた。

 

「構造の獲得」についてざっとおさらいすると、

 

構造とは、物語(脚本)における、
視聴者が面白いと感じる要素。
視聴者がキャラクターに感情移入できる要素。

 

こんな感じに捉えてもらえるとありがたい。
(間違っていたら申し訳ない。)

 

それで、「甲鉄城のカバネリ」における構造は何か?
これは、視聴者と主人公だけが知っている秘密にあると
今の段階で、僕は思っている。

 

人がカバネに対抗するために武器を発明したこと。

カバネに噛まれてもカバネ化しない方法があること。

 

これを主人公は追い求めていて、
実際に自らの身をもって体験もした。

 

しかし、そのことを知っているのは、
主人公と親友、同じ境遇の少女。
そして、我々視聴者だ。

 

この一部のキャラと主人公だけが知りえている秘密。
これがあるのとないのとでは、
作品の面白さ、キャラクターへの感情移入の度合いが
まるで変わってくるのだ。

 

これは、物語(脚本)だけでは語ることができない、
面白さの本質とでも言うべきものだ。

 

観ている側は、主人公・生駒の苦しみは十分わかっているのに、
世間はまったく理解を示してくれない。
立場的にも弱者である。

 

このようないくつかの要素がうまい具合に絡み合って、
主人公への感情移入がされやすい状況が作り出されているのだ。

 

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第2話も非常におもしろかった
「甲鉄城のカバネリ」

 

作画のクオリティも第1話に負けず劣らず
アクションを中心に本当に素晴らしかった。

 

第3話目以降も注目して観ていきたい、
今期トップレベルの作品の一つであることは間違いない。

 

それではまた!

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