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甲鉄城のカバネリを観て考える男の子主人公の希少性と物語の本質

      2016/04/17

どうもこんにちは。

4月7日からフジテレビ・ノイタミナ枠で
放送が開始されているTVアニメ「甲鉄城のカバネリ」

 

今回はカバネリの第1話を観た感想と、
男の子主人公で必要な条件について話していく。

 

進撃は観るのをやめたが、カバネリは見続けたいと思った。

カバネリは、進撃の巨人で有名なWIT STUDIOが制作している。
監督も進撃から引き続き荒木哲郎監督が指揮をとっている。

 

 

僕は正直のところ進撃は1話だけ観て、
その後観るのをやめてしまったのだが、
カバネリは2話目以降も観てみたいと思った。

 

進撃が性に合わなかったという訳ではないのだが、
なぜカバネリが見続けたいと思えたのか?

 

それは、主人公が男の子だということ。
そして、主人公に対して真摯に向き合っている感じがしたからだ。

 

カバネリを観て、ようやく、
荒木監督の男の子に対する姿勢を強く感じ取れたのだ。

 

進撃はむしろそれほど関係なく、
荒木監督の作品を観た二番目の作品である
カバネリでそのことに気づいたということである。

 

男の子が男になる。成長の物語に真摯に向き合う大切さ

僕の偏った見方ではあるのだが、
最近のアニメでは男の子が主人公
という作品が少ないような気がしてならない。

 

 

ギャグやパロディの要素を取り入れた作品。
美少女に囲まれた中での一人の男の子。

 

男の子が主役の作品はもちろんあるにはあるが、
カバネリのような、男の子の成長に対して
フォーカスしてくれそうな作品というのは
やはり少ないと言わざるを得ないのではないだろうか?

 

過去の名作を例に挙げてみると、

 

あしたのジョーの矢吹丈。

機動戦士ガンダムのアムロ・レイ

天空の城ラピュタのパズー

 

いずれも男の子が主人公のアニメだ。
そして、どれも超名作である。

 

これらは主人公の心の成長を主軸において、
物語を構築していく。

 

昨今、上記のような男の子を主人公とした
ストーリーをど直球で展開していくアニメでは、
カバネリで荒木監督が描く生駒というキャラクターが
新鮮な気持ちにさせてくれている。

 

社会的弱者からのサクセスストーリー。そこに観客は感情移入する

男の子主人公であることが新鮮であること。
それともう一つ、物語の王道であり本質を、
垣間見れたこともうれしく思う。

 

それは、社会的弱者からのサクセスストーリーである。

 

主人公の生駒は甲鉄列車の整備を担当しているようだが、
実際に戦うのは武士たち。

 

カバネの疑いがある人間を恐怖から殺してしまえという武士たちに
間違っているとハッキリ言うが、それを聞き入れくれる者はいなかった。

 

牢屋に入れらるが、生駒は立ち上がり、
自らが作成した手作り銃を使って
攻めてきたカバネの心臓をついに打ち破る。

 

ここに物語の本質がある。
主人公ははじめは弱者であり、
大きな努力によって勝利を手にする。

 

当然ながら、はじめから才色兼備の主人公で、
「向かうところ敵なし」ではつまらないのだ。

 

観客は弱者にこそ感情移入ができる。
自分の境遇と照らし合わせ、
必死に努力する者を好むものだ。

 

そんな王道であり、本質である物語の構造を、
真摯に表現しようという姿勢が、僕の胸を熱くさせた。

 

そんな甲鉄城のカバネリもはやくも2話目が放送されている。
さっそく今晩、録画予約から続きを観ていこうと思う。

 

それではまた!

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