生涯の宝物になった「赤毛のアン」の魅力
ブログ「アニメとビジネスと私」では、
自分のおすすめアニメをその魅力とともに
お伝えしていこうと思う。
今回は「赤毛のアン」を紹介していく。
赤毛のアンは、1979年に放送された
世界名作劇場のテレビシリーズだ。
僕が赤毛のアンを観たのは、20歳ぐらいのときだった。
アルプスの少女ハイジやフランダースの犬。
名作劇場シリーズには名作がたくさんあるが、
僕にとっては断然、赤毛のアンが好きなのだ。
赤毛のアンのあらすじをザックリと
時代は1900年の前後あたり。
主人公の少女アン・シャーリーは11歳で早くに両親を亡くし
孤児院で育てられていた。
そんな時、とある老兄妹、マシューとマリラが、
農作業を手伝ってくれる男の子を
引き取ろうとするところから物語が動きだす。
なぞの手続きの行き違いから、
男の子ではなく女の子のアンが
孤児院からやってきてしまったのだ。
始めはアンを孤児院へ送りかえそうとするが、
アンの不思議な魅力に惹かれたマシューとマリラは
男の子ではないが、引き取って育てる決心をする。
・何気ない日常の風景の美しさとアンのユーモア溢れる行動・言動
赤毛のアンの魅力は原作小説にも表れているが、
日常の風景の描写とアンのユーモア溢れる言動だ。
舞台であるプリンスエドワード島の自然を、
想像力溢れる言葉で彩っていくアンの言動が、
11歳とは思えない様子で少しクスりとさせる。
そして、とにかくおしゃべりなアンと、
老兄妹の妹マリラとの年の差トークがまた面白いのだ。
雑な表現しかできないのだが、
アンのボケに対してマリラの冷静沈着なツッコミ。
まさに漫才を見ているかのようだ。
この表現が間違っていたらごめんなさい。
ただ、このアンとマリラの掛け合いは、
この作品の魅力の一つと言っていいだろう。
また、アンの想像の力は不思議と人を惹きつける。
日常に起こる様々なトラブル・困難にも、
想像の力で明るく乗り越えていくアンの真摯な姿に、
周りの人間をも巻き込んで幸せにしてくれるのだ。
そしてそれを観ている僕ら視聴者もアンの姿に励まされる。
真実の愛情を教えてくれる神アニメ
上記で説明した通り、マシューとマリラはアンの本当の両親ではない。
しかしながら、アンとマシュー・マリラの間には
一緒に生活を始めてからの数年間で本当に家族同然、
いやそれ以上の深い絆が生まれた。
それを象徴するシーンがある。
15歳(たぶん)の立派な少女に成長したアンは、
畑仕事に精を出すマシューに言った。
「私が男の子だったら仕事を手伝えたのに・・・」
それに対してマシューは、
「1ダースの男の子より、アン、お前がいいんだよ。」
「アンはわしの娘じゃ」
と返す。
永遠に語り継がれるべき名シーンのひとつである。
その後、マシューの死やマリラの失明の危機など、
いくつもの困難が訪れる。
アンは一度は失意に堕ちるも、本当の父母とも思える
愛情をふたりに注ぎ、持ち前の想像力で乗り越えていく。
ここに真の愛情の物語をみることができる。
初めて観たのは20歳ぐらいだったが、
これほど泣けたアニメは今のところ他にない。
まだ未見だったら、ぜひこの機会に観てもらいたい。
また、まだまだアンの魅力を伝えきれていないので、
今後もふとアンについて語っていこうと思う。
それではまた!